一日中PowerAppsでアプリを作ろう – #AppDay の取り組みについて

こんにちは!2019年も半分が終わりますね。今回は技術的な話題ではなく、私のチームで取り組んでいる「#AppDay」というものについてご紹介したいと思います。

AppDayとは?

タイトルにも書きましたが「一日中PowerAppsでアプリを作ろう」という日です。背景を少し書いておくと、私はユーザー部門ではなくSIerとしてPowerAppsやMicrosoft Flowをお客様に提案する立場なので、いわゆる社内展開の事例とは異なるのですが、概念としてとてもおすすめできるなと思ったので記事にしてみました。少しでもご参考になると幸いです!

なんでわざわざ #AppDay を作ったの?息をするようにアプリを作ればよくない?

べつに息をするようにアプリを作ればいいじゃん、と思う #PowerAddict の方もいらっしゃると思いますが、これはたとえユーザー部門でもSIerでも「アプリを作ることが主務ではない」以上、それだけにフォーカスすることはとても難しいので、あえて周りにもスケジュール上も「今日はうちのチームは #AppDay なので、可能な限り他の予定をいれませんよ」と宣言しているのです。
実際は細かい差し込みも入りますが、それでも宣言しないのとするのとではかなり違うなと感じています。

実際どんなふうにやってるの?

まだ数回の取り組みですが、期待も込めてこんな感じでやって行けたらいいなと思っています。

  • 毎週木曜日を #AppDay とする
    • スケジュールに定期的な予定として登録
    • 社外のアポイント、社内ミーティングを問わず、他の予定は可能な限り入れない
  • 木曜の朝に、メンバーそれぞれが今日取り組むこととゴールを宣言する
    • 実際にアプリを作るだけに限定せず、過去に作ったアプリの知見をアウトプットするとか、Power Platform界隈の技術を検証してまとめるとかでもOK
  • 午後イチに簡単に進捗を共有
    • 必要に応じてゴール設定を見直す
  • 定時前に今日のラップアップをする
    • 各メンバーから結果発表
    • 相互にほめたたえる!

どんないいことがあるの?

メリットはこんな感じかなと思います。

  • 普通に働いていると雑務にめちゃくちゃ忙殺されるが、周りに宣言することで時間が捻出できる
  • スキルアップ、技術キャッチアップの時間を就業時間内に確保できる
    • GEEKはほっといても勝手にスキルアップしますが、世の中のほとんどの社会人はGEEKではないので、就業時間内に大義名分を振りかざしてスキルアップしてもらえる環境を作りたいという思いがある
      • ちなみに今のチームメンバーはみんなGEEKです
  • 目標設定と結果報告を一日でやるので、短時間で人に見せる形にする力が鍛えられる
  • メンバーみんなで取り組むので、#AppDay の日はまったく遠慮せず技術の話ができる
  • 相互に賞賛するので単純にモチベーションがあがる
  • 他人のアウトプットをみて刺激を得られる
  • 単純にたのしい!

デメリットある?

いまのところ特に感じてないのですが、もう少しやってみたらなにか見えてくるかもしれません。

ユーザー部門が #AppDay するにはどうしたらいいですか?

ひとえに宣言と浸透かとは思いますが、もう少し踏みこんでみます。

  • アプリの対象は業務に紐づくものにする
    • 趣味のアプリを仕事の時間に作らないこと。必ず大義名分が立つものにする
  • 日報、作業報告、その他のなにかをきちんとアウトプットする
    • 求められるものは組織で異なります。あらかじめ「きょうなにしてたの?」に答えられるようなアウトプットを定義しておきましょう
  • ハードルが高い場合は必要に応じて開催時間を短縮したり、チームミーティングの体をとる
    • 本当はそういった小手先のことをやらずに済むといいんですが、難しい場合はミーティングとかにかこつけて予定を埋めてしまいましょう
    • 初めはAMだけとか、2時間だけとかでもいいと思います
  • オーナー部門に取り組みをフィードバックする
    • 社内展開のKPIを持っている部門があればうまく活用してください(一般には情シスさんとか、DXのタスクフォース組織とか)
    • こんなにすばらしいアウトプットがありましたよ、全社に展開したらこんなに効率が良くなりますよ、というのを定量的に伝えられるとなおよいです
    • あらかじめネゴれてるのが一番いいです
    • 社内事例として広報などにとりあげてもらえれば、自部門での実施ハードルも下がっていくと思います

SIerで #AppDay とかやってる暇がないんですが…

これは完全に私見(と実体験)ですが、参考になればという思いで書いておきます。

  • 仕事でPowerAppsを提案しないなら、たぶんなんら問題ありません
  • 一方で、仕事でPowerAppsを提案されているのであれば、アップデートを追い続ける必要があります
    • どうせなら大手を振ってアップデートを追いかけたいですよね?
    • プラットフォームが成長期のため、毎週くらいのサイクルで変わっていくので、エッヂにあるためにはキャッチアップし続けることが重要となってきます
  • 年次や半年ごとなどの目標を上司とすり合わせる機会があるなら、いっそのことちゃんと取り組むことを宣言してしまいましょう
  • 組織の求めるアウトプットにあわせて出力を検討しましょう
    • 例えばひと月ごとにアップデートをシェアするとか、報告資料にまとめるとか、社内セミナーをやるとか、拡販資料を作るとか…ニーズに応じたいろいろです
  • AppDayにフォーカスできるように他の業務も効率化しましょう

我々の取り組み状況

Q1はそんなに厳密な運用ができなかったのですが、Q2からはメンバーのフィードバックもいれつつ、もう少しちゃんとフォーカスしてやっていきたいと思っています。アイデアについて書いておきます:

  • 会議室かそれに代わる環境を押さえる
  • もう少し周りにきちんと宣言する
  • お菓子を用意する
  • チームメンバー以外にも暇そうな人がいたら、短時間招致してかたわらでハンズオンする

まとめ

  • 一日中 PowerApps でアプリを作る #AppDay の取り組みをやってみました!
  • ユーザー部門には特にオススメです
  • PowerApps 以外でも、どんな技術にも適用できます

たぶん一言でまとめれば「選択と集中」ということなのですが、具体的な取り組み方や考え方などがご参考になれば幸いです。;-)